金沢区・磯子区 人物風土記
公開日：2023.04.27
けん玉サークル「ＹＯＫＯＨＡＭＡスパイク」を主催する
川崎 剛さん
磯子区磯子在住 59歳
皆で楽しみ高め合う
○…初心者から競技者まで、誰もが楽しめるけん玉サークルを磯子区で立ち上げた。「個人で楽しんでいても、皆で楽しむ場はあまりない。それなら自分が作ろうと思った」。仲間内で流行ったことから、本格的にけん玉に取り組んで約10年。けん玉の楽しさを広げるため、新たなスタートを切った。
○…福岡県出身。小さい頃からどんなスポーツでも器用にこなしたが、中学で壁に突き当たった。「野球やサッカー、バスケなど、中学にあがると体が小さくて勝てなくなった」。そこで出合ったのが、当時ブームだったスケートボード。すぐにのめり込み、18歳で日本スケートボード協会のプロとして認定を受けた。しかし、大会参加や指導を続けると、膝や足首などを故障して次第に板に乗れない時間も。そんな中、仲間と見た海外のアクロバティックなけん玉の動画に魅了された。「動画をまねてみると意外とできた。やり始めると突き詰めてしまう」。２０１８年、19年には、けん玉ワールドカップ50代の部で優勝を果たした。
○…昨年９月から磯子で暮らし、「横浜は住みやすいけど、車の多さに驚いた」。日頃は保険の相談窓口「ほけんの翼」を運営する（株）ワールドフィナンシャルの社員として勤務する。休日は新横浜のスケートパークなどで、体と相談しながらスケートボードも楽しみ続けている。
○…日本けん玉協会公認の指導者でもあり、各地で指導を行ってきた。「裾野を広げれば、その中でレベルもあがってくるはず」と考え、普及にも力を入れる。「皆で自由に楽しんで、いつかここから世界トップレベルの人が出たらうれしい」。自身の経験を伝えながら、一緒にけん玉を楽しんでいく。
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