六角橋商店街=神奈川区=で寝具店を営む石川清貴氏が5月29日、神奈川県内の570以上の商店街などを組織する公益社団法人商連かながわの10代目の会長に就任した。石川会長は一般社団法人横浜市商店街総連合会(市商連)の会長も務めている。
昨年6月11日に創立70周年を迎えた商連かながわは、会員・非会員の700近くの商店街を対象に商店街実態調査や県内の商店街の優れた取り組みを表彰する「かながわ商店街大賞」、県の委託事業として「かながわ商店街観光ツアー」などを実施している。
12年の副会長を経て
石川会長は2002年に神奈川区商店街連合会会長に就き、16年から市商連の会長に。県商連の副会長も11年から12年間務めていた。
会長就任は、定時社員総会で理事30人の互選から決まった。石川会長は「責任を重く感じています」と襟を正し「商店街のお役に立てるように活動していきたい。各市町村の商店街支援などについて情報収集しながら、手の届かないところに支援をしていくことが大切です」と話す。
物価高の影響続く
今年5月に新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類となったが、物価高騰の影響で商店街の各店は、厳しい経営状況が続いていると石川会長。「プレミアム商品券やかながわPayなど消費喚起事業に商店街も積極的に参加しながら販売促進を図っていくことが大切ですので、県商連としても商店街に呼びかけていきたい」と情報発信に力を入れる。
商店街は、後継者問題やキャッシュレスの普及、デジタル化など課題もあるが、「商店街は住民にとって一番身近な買い物の場で、防犯や子どもたちの見守りなど様々な役割を持っています。今後も県内の商店街へ、多世代がつながり、にぎわいが持てる支援や事業を実施していきたい」と意気込みを話した。
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