横浜南法人会の会長に就任した 木田 哲朗さん 金沢区福浦在勤 65歳
求められる法人会に
○…子どもに向けた租税教室や、会員企業の経営に役立つ研修会などを展開する横浜南法人会。金沢、磯子、南、港南の4区から加盟する約2100社をまとめる会長に就任した。「重責を感じているけど、これも巡り合わせ。役割をしっかり果たしていきたい」。今年度は公益社団法人となって10周年の記念事業を計画中。「記念事業を成功させ、今後も地域で存在感のある法人会を目指す」と前を見据える。
○…現職は昭和精工(株)の会長。父が東京都大田区で創業し、工場・本社ともに保土ケ谷区を経て1986年に福浦へ移転した。手掛けるのは、自動車部品や飲料缶などを製造するために使われるプレス金型の設計製作。最後の仕上げは人の手で行う細かな工程もあり、職人のような人材育成が不可欠な仕事。「全ては人材から。人材を育てて皆で取り組む」ことを意識し、日々の仕事にあたってきた。
○…栄区で暮らし、JRとシーサイドラインを乗り継いで電車で会社まで通う。通勤時に欠かせないのがラジオ。「時間を気にせず聞けるのがいい」と、スマートフォンのアプリでラジオドラマ、音楽や歴史の番組を聞くひと時が楽しみだ。昨年開局した地元の金沢シーサイドFMも聞いていて「法人会として、連携して何か一緒にできたら」と微笑む。
○…「異業種とのつながりや人脈ができたり、地域貢献の機会になるのが法人会の魅力」。会員により一層法人会のメリットを感じてもらえるように、積極的な情報共有などを通して会員サービス向上に注力する。社会貢献活動も重視し、「地域のためになる活動を続けて、皆さんに法人会のことをもっと知ってほしい」。今まで以上に地域から、会員から求められる法人会を目指す。
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