金沢動物園(小國徹園長)で6月30日、新たにオオツノヒツジの赤ちゃんが誕生した。5月にも別のオオツノヒツジが誕生しており、今年2頭目の赤ちゃんとなった。
誕生した赤ちゃんはメス。母親・コハルと父親・マンサクの子どもで、愛称は「ワサビ」に決まった。同園の飼育担当者によると、誕生からしばらくは体重の伸びが緩やかだったものの、今では出生時の4・8kgから7・7kgまで成長した。少しずつ母乳以外の草なども食べ始めており、7月18日からはほぼ毎日1時間程度、展示場に出る練習を行っているという。
飼育数は15頭に
オオツノヒツジは開園当初から飼育している動物で、同園にとっては象徴的な存在。ワサビの誕生1カ月前の5月30日には同じくメスの「ビバ」が誕生しており、現在はワサビを含めた15頭を飼育している。
母子ともに落ち着いた状態で、今後は様子を見ながら展示の準備を進めていく予定。飼育担当者は「ワサビは5月生まれのビバに比べて落ち着きがあり、マイペースな性格。展示場の練習でも落ち着いていて、今後どんな子に育つか楽しみです」と話した。
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