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金沢区・磯子区 人物風土記

公開日:2023.11.09

磯子区のたきがしら会館の館長を務める
西田 学さん
磯子区滝頭在勤 43歳

地域や球団に貢献を

 ○…今年4月から「たきがしら会館」の館長として、ダンスや音楽会などでも活用できるホール、会議室、体育室などを備えた施設の管理運営にあたる。「公共施設なので、まずは地域の皆さんにたくさん利用していただきたい。そのために、球団の持つ力も生かしていく」。プロバスケットボールクラブを運営する株式会社横浜ビー・コルセアーズの一職員であることを生かしながら、地域住民にスポーツや文化に触れる機会を提供する。

 ◯…この10年はバスケの球団を渡り歩き、群馬、東京、越谷を経て、横浜は4カ所目。いずれもスポーツ興行を中心に担い、試合日は会場で競技の進行などを支えた。「トラブルが起きないかなど、今でも試合を見るとそういう所が気になってしまう」。所属企業にとって初めての公共施設管理は、自身としても新たな挑戦。「球団だけでなく、自分の将来にも役立つ経験のはず」と前向きに職務に向き合う。

 ◯…生まれは大阪。小学生時代を兵庫県宝塚市で過ごし、「野球や歌劇などエンタメが身近にあるまち。テレビやスポーツなどが好きで、興行系の仕事に進んだルーツはそこかも」と振り返る。球団職員になる前は映画館で勤務。桜木町の劇場「横浜ブルク13」の立ち上げにも携わった。「横浜はエンタメと相性の良いまち。いつかスポーツ業界に入り、横浜で仕事をしたいと思っていた」。縁やタイミングが重なり、願いを叶えた。

 ◯…同館は公共施設の一方で、プロ選手にとって試合よりも長い時間を過ごす練習場所。「少しでも良い環境を整えることも自分の役割。施設管理のノウハウも学びながら、チーム、球団の力になりたい」。施設を支える裏方として、地域や球団に貢献していく。

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