10月から根岸駅と磯子駅の駅長を務める 猪狩 吉央(よしてる)さん 磯子区在勤 51歳
できることを全力で
○…根岸駅と磯子駅の駅長を兼務し、新杉田駅や洋光台駅も含めて4駅を管理する。今年は根岸線の全線開通から50年の節目。「地域の皆様に支えられて50周年を迎えられた。この先の100年、150年も皆さんに使っていただける駅や路線でありたい」。磯子のまちの玄関口ともいえる駅や路線を誰もが安心して、快適に利用できるように、職員たちと力を合わせる。
○…高校まで瀬谷区で過ごし、大学卒業後に人材サービスなどを扱う企業へ就職。法人営業などを担ったが、30歳手前で「より社会を支える仕事にチャレンジしたい」とJR東日本へ転職した。入社後は鉄道について一から勉強しながら、戸塚駅の「みどりの窓口」を皮切りに、平塚駅や小田原駅、営業部や総務部などでの業務を経験。駅や部署によって業務や特色は異なったが、「今の自分にできることを全力でやる」ことを日々意識して職務に励んできた。
○…最近の趣味はラグビー観戦。ワールドカップ日本大会を新横浜で観戦し、試合や観客の熱狂を肌で感じた。「激しいけど、規律もあるスポーツ。チームで取り組む姿は仕事にも通じる」。小学生の娘との公園巡りも、休日の楽しみ。「公園へ一緒に行けるうちは楽しみたい。磯子周辺の公園にもぜひ行ってみたい」と目を細める。
○…5年前、初めて駅長を務めた真鶴駅での勤務は思い出の一つ。地域住民と顔の見える距離で接し、駅が地域にとって大きな役割を果たすことを実感した。「安全で安定した鉄道輸送とともに、地域の人たちが快適に過ごし、安心を感じてもらう場にすることも役割だと思った」。磯子でも地域の一員として積極的に駅の外へ出向き、利用者や地域の期待に応えていく。
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