優勝を喜ぶＤ☆ＦＲＥＡＫＳの11人＝同部提供
県立金沢総合高校＝金沢区富岡東＝ダンス部の「Ｄ☆ＦＲＥＡＫＳ」が、11月26日に東京体育館で開かれた「全日本チアダンス選手権大会」決勝大会のチアダンス部門高校生編成で連覇を成し遂げた。来年１月には、推薦されたチームのみが出場できる大会に出場予定。有明アリーナ＝東京都＝でのパフォーマンスへ向け、メンバーは練習を重ねている。
Ｄ☆ＦＲＥＡＫＳは、ダンス部員32人からオーディションで３つに分けたチームの一つ。メンバーは３年生を中心に11人が集まる。
決勝大会には関東や関西、九州、東北、北海道の各地区予選の上位チームが出場できる。チアダンス部門高校生編成には、関東予選で上位となった同チームを含めて８チームがエントリー。各チームが１曲の中でジャズ、ポン、ヒップホップの３ジャンルを盛り込んだパフォーマンスを披露した。
今年は夏頃からチームに分かれ、昨年に続く同大会での優勝を目指して練習に取り組んできた。部長の中込かりんさん（３年）は「一時期は結果を意識し過ぎてしまった」と話すが、結果よりもチーム全員が納得できる演技を追求するように意思を統一。話し合いよりも体を動かす時間を増やし、練習を重ねた。
その結果、メンバー全員が納得の演技を見せて２年連続の優勝に輝いた。「練習やチームの団結がうまくいった。連覇ができてすごくうれしかったし、楽しかった」と振り返る中込さん。顧問の木下純教諭は「３つのチームを超え、部全体が協力してよく取り組んできたと思う」と話す。
３年生最後の舞台へ
今大会の結果を踏まえて推薦を受け、同チームは来年１月14日（日）に有明アリーナで開催される大会「Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ Ｃｈｅｅｒ Ｇｒａｎｄ Ｆｉｎａｌ」への出場権を得た。同大会に参加できるのは、指定の全国大会から推薦されたチームのみ。順位などがつかないエキシビションとしての参加となるが、初めての大きな舞台が待っている。
３年生にとっては、同大会が高校生活最後の大会となる。副部長の齋藤奏羽さん（３年）は「この前の大会より良い演技をして、見てくれるお客さんに感動を与えられるようにしたい」と意気込んだ。
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