関東学院大学=金沢区六浦東=サッカー部は12月14日、Jリーグ加入内定選手合同記者会見を横浜・関内キャンパス=中区=で開いた。今年度は5人のJリーグクラブ入りが内定。プロの舞台での活躍を目指し、それぞれが意気込みなどを語った。
同部は2006年からJ1の横浜F・マリノスと提携し、同チームからの監督・コーチの派遣などを受けてチームの強化を図ってきた。今シーズンは就任2年目の奈良安剛監督のもと、関東大学サッカーリーグ戦の2部で準優勝。創部以来初めての1部昇格を決めた。
来季からのJクラブ加入が内定したのは、いずれも4年の長澤シヴァタファリ選手(サガン鳥栖)、橋本丈選手(横浜FC)、芦部晃生選手(FC町田ゼルビア)、狩野海晟選手(モンテディオ山形)、沖崎颯選手(ツエーゲン金沢)。長澤・橋本・狩野の共同主将に加え、2人がプロ入りをつかんだ。
感謝や意気込み語る
5人の加入内定を受け、同部は合同記者会見を開催。選手や小山嚴也学長、奈良監督、田林雄部長が出席した。
長澤選手は今季、Jリーグの特別指定選手として5人の中で唯一すでにJリーグの試合に出場した。「大学では試合に出れず力になれない時期も多かった。昇格できたのは、皆のおかげ。感謝している」と振り返る。
川崎市出身の橋本選手は、約4年を過ごす横浜からプロの一歩を踏み出す。「関東学院大サッカー部の名に恥じないように、プロ選手として良い成績を収めたい」
芦部選手は来季からクラブ初のJ1に所属する町田へ加入が内定。「FWの選手として、数字にこだわってチームの力になれるように頑張りたい」と意気込む。
狩野選手と沖崎選手が進むのは、中高時代に所属したクラブのトップチーム。「戻れるのは素直にうれしい。大学を経由して戻る選手として、憧れられるように頑張りたい」(狩野)、「中学時代からお世話になったチーム。恩返しできるようにしたい」(沖崎)とそれぞれがクラブへの思いを語った。
社会貢献も
同部は近年、多くのJリーガーを輩出するだけでなく、地域での清掃や地元の中学生への指導など、社会貢献にも注力。1部昇格という競技面での成績も伴ってきたことで「理想の大学の運動部になりつつある」と小山学長。「今後も皆に愛されるサッカー部をさらに目指し、5人には後輩たちの良いお手本として成長してほしい」と話し、選手たちの活躍に期待を寄せた。
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