3年以上空室となっている神奈川県庁東庁舎=中区日本大通=のレストランスペースについて、県は5月24日から店舗運営事業者の募集を開始した。今回で4回目の募集で、6月19日(水)まで入札参加の申請を受け付ける。
眺望は抜群
レストランスペースは東庁舎12階にあり、広さ約378平方メートル。横浜港や横浜三塔、富士山などが望める「絶好のロケーション」(県担当者)。
しかし、1回目の募集はコロナ禍の影響を大きく受け、応募はゼロ。繁華街から少し離れている立地などが影響し、2回目募集では応募者が辞退。3回の募集を経ても事業者が決まっていない。
賃料は半額に
県は事業者側にヒアリングを行い、運営に関する条件の緩和を決定。最低賃料を1回目募集時の年間2123万円から半額となる約1060万円に引き下げた。初期投資の負担を減らすため、防火シャッターや空調・換気設備の設置費用を県が4440万円を上限に負担する。定休日も原則年中無休としていたが要件を緩和。参入機会を拡大するため、複数の法人で構成するグループによる応募も可能とした。
賃貸借期間は8月1日(木)から2039年7月末までの15年間。入札参加申請は6月19日(水)まで受付中で、7月下旬に落札者を決定する。5月30日(木)まで現地見学が可能。
詳細は県総務局財産経営部庁舎管理課【電話】045・210・2610。
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