50周年を迎えた横浜ポートヒルライオンズクラブの会長を務める 古田 綾恵さん 磯子区田中在住 58歳
自分の足で立ち続ける
○…結成50周年を迎えた横浜ポートヒルライオンズクラブの会長に昨年7月に就任。この1年、子どもたちに夢や希望あふれる未来を届けたいと活動してきた。同クラブには「利益や仕事と関係なく、人の役に立つ何かをやりたい」と2019年に入会。毎年恒例の野球教室や子ども食堂の支援以外にも、50周年記念事業として横浜市立大学附属病院の小児科病棟に絵画を寄贈するなど、「コロナで約3年間活動ができなかった分、この1年はすごく忙しかった」と振り返る。
○…磯子区杉田生まれ。同区で社会福祉活動の中心的な役割を担ってきた祖父宅には、在宅での介護が辛いと訴える人がよく訪れていたことを覚えているという。一方、「自分のことは自分で」という厳格な父の背中を見て育った。浜中学校を卒業、高校中退後はパーティーコンパニオンなどを経て、20歳でスナックを開業。22歳で結婚し、4人の子どもを出産。難病の四男を抱えながら、父兼母として子どもを育てた。32歳で花屋のポップを書く仕事をパートで始めたことをきっかけに、現在は磯子区栗木が本店の観葉植物などを扱う「水芳園芸」を県内、都内で4店舗を経営する。
○…「男前だねとよく言われるんです」と笑う。「父から『もっと楽に生きていい』と言われたけど妥協できない不器用な性格」と分析する。好きな言葉は浜中の卒業生で大好きだったプロレス選手、ジャッキー佐藤さんの「己に勝てぬものは何事にも勝てない」。幼少期には弟たち、その後は子どもたち、今は従業員など「守らなければいけない存在があったからこそ自分の足で立ってこられた」。「負けるな自分」と自らを奮い立たせ、今日も仕事に奉仕活動に飛び回る。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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