「まんまる音楽劇」を主宰する「どたばた子育て応援隊」代表の 中村 洋子さん 金沢区富岡西在住 56歳
ありのまま認める社会に
○…障がいのあるなしにかかわらず子どもが主体の音楽劇「まんまる音楽劇」の主宰として、9月1日の初公演に向けチケットの販売やスタッフの調整などに奔走する。「障がいがあってもなくても子どもたちは成長する。ありのままを認める合える社会をというメッセージは見てもらうことでかたちになる。多くの人に見に来てほしい」
○…茨城県取手市の出身。小学1年で金沢区に転居し、西富岡小、上永谷中、南高を卒業。4歳から始めたピアノが好きで、大学は武蔵野音楽大学へ進学した。卒業後は出版社、レコード会社「東芝EMI」でセールスプロモーターとして活躍。バブル期でCDが売れた時代。「あの時は楽しかった」と振り返る。
○…27歳で結婚し退職。4年ほど専業主婦だったが、娘の幼稚園の友人たちにピアノを教えるように。その中で「兄弟一緒にピアノを教えてほしい」と、今回のまんまる音楽劇にも出演する自閉症の子どもと知り合う。それまで障がい者とかかわったことがなく、「何に気をつけたらいいのかも分からなかった」と振り返る。この出会いをきっかけに、発達に心配がある子どもと家族が地域の協力を得ながら自主的に活動する「障害児地域訓練会」のボランティアもするように。「これできたよね、すごいよね、とお母さんたちと一緒に喜べるのが楽しくて」と話す。
○…障がいや発達に不安がある子どもたちの居場所「リトル by リトル」の代表も務める。「勉強などでは配慮する必要があっても、一緒の場で時間を過ごすことがお互いの成長につながることを今回の稽古を通して感じる。障がいのあるなしの境目がない、障がい者の居場所がなくても自然と受け入れてくれる地域になってほしい」
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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