磯子区はこのほど、2024年度の区政運営に向けた方針を公表した。基本目標には「地域の皆さまとともにつくる 次世代を育む笑顔あふれるまち・いそご」を据えた。
目標達成に向けた施策は、「安全・安心なまち」「ともに支えあう暮らしやすいまち」「地域の力と魅力にあふれるまち」。この3つを柱に、3年後の27年に控える「GREEN×EXPO2027」や区制100周年を見据えた準備も進めるという。
防災や育児支援など推進
「安全・安心なまち」では防災訓練支援や防災講座を行うほか、地震火災の危険性が高い地域に住む一人暮らしの高齢者世帯などに感震ブレーカーを配布。能登半島地震を踏まえて震災や激甚化している風水害へ備えた取り組み、地域・学校・警察などと連携した防犯、交通安全などの取り組みを着実に進める。
「ともに支えあう暮らしやすいまち」は、多様化する子育てニーズに応える育児支援や福祉などの取り組みに注力。プレパパ出産・育児教室や赤ちゃん教室のほか、「いそご多文化共生ラウンジ」を中心とした地域での多文化共生事業も拡充する。
「地域の力と魅力にあふれるまち」は、住みたい・住み続けたいまちの実現に向けて区の魅力を集めたデジタルマップを新たに作成する。また、植物発電の展示や区内企業と連携した出前授業などを通して温暖化対策や脱炭素化を推進するほか、商店街のにぎわいづくりにも力を入れる。
同区区政推進課の吉田聡子課長は「方針をもとに、コスモスミーティングで地域の皆さんの声をお聞きしながら、より良い区政運営につなげていく」と話した。
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>