パラアスリートとの交流を通じて障害者との共生を学ぶ「あすチャレ!ジュニアアカデミー」が7月6日、汐見台小学校=磯子区汐見台=で開かれた。日本財団パラスポーツサポートセンターの主催。
この取り組みは、パラアスリートを講師に招き、障害とは何かを五感を使って考えてもらおうというもの。同校の5年生の118人が参加し、ローイング、クロスカントリースキーのパラリンピック選手として活躍する有安諒平さんが講師を務めた。
有安さんは15歳で黄斑ジストロフィーを発症し、視覚障害がある。医療系、研究関連の仕事を経て、現在はパラ選手の他に、医学部大学院生、理学療法士として研究や仕事にも取り組んでいる。
有安さんの講話の後に、児童たちはグループに分かれて借り物競争に挑戦。5秒間のハンデを設ける、字を大きく書くなど、全員が楽しめるルールを作り、一緒に体を動かして楽しんだ。有安さんは「遊びに参加できない人がいたときに、全員が楽しく参加できる方法を考えてほしい」と児童に呼び掛けた。
参加児童は「自分でルールを考えるのが楽しかった」と笑顔。学年主任の高野光翔教諭は「皆が楽しむ工夫を子どもたち自身で考える良い機会になった」と話した。
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