金沢動物園の園長を務める 長倉 かすみさん 金沢区釜利谷東在勤 50歳
動物や自然を守り、伝える
○…よこはま動物園ズーラシアや野毛山動物園での飼育担当、横浜市緑の協会本部での勤務を経て、今年4月から金沢動物園の園長に着任。過去には障害のある子どもや家族を招待する「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を、国内で初めてズーラシアで企画するなど、新たな活動にも積極的に取り組んできた。「楽しみな気持ちが強い。色々なことをやっていきたい」
○…横浜で育ち、大学卒業後に動物園とは無縁の民間企業へ就職。「生き物を守り、伝えていく場が動物園」と記されたジェラルド・ダレルという作家が書いた一冊の本と出合い、動物園で働こうと一念発起した。「人間が環境を壊すことが多い中で、動物園は生き物や環境を守ることもできる」。民間企業を辞め、神奈川県の助成金を受けて約10カ月にわたり海外の動物園を転々としながらボランティアに従事。帰国後、縁あって同協会の職員となった。「動物園が社会に対してできることがもっとある」という思いを胸に、海外で得た知見を生かしてさまざまな企画を進めてきた。
○…ものづくりが好きで、友人の結婚式のために動物のぬいぐるみを自作したことも。最近は自身や夫の着なくなった洋服から、息子の服を作ることが楽しみ。「完成すると、目に見える成果があるのがうれしい」
○…来園者に楽しんでもらう一方で、「横浜で暮らす生き物を守っていく」ことも使命だと感じている。直近では絶滅危惧種の鳥類・ミゾゴイの試験放鳥を行うなど、同園内でも生き物や環境を守る活動を推進。「金沢は自然も多い所。動物だけでなく横浜の自然も守れるように、生き物や環境のことを皆さんに伝えたい」。横浜の動物や自然のために、その魅力や守る術を広めていく。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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