金沢区六浦南在住のパリオリンピック・セーリングiQフォイル級日本代表の富澤慎選手(40)の応援壮行会が7月10日、区内の飲食店で開催された。約50人が参加し、富澤選手を激励した。
5大会連続のオリンピックへ向けて富澤選手は「代表権獲得がすごく狭き門で、世界で24カ国しかオリンピックに出られない。強豪選手と戦わないといけないが、10位以内で決勝レースに進めればメダルも夢ではないと思っている」と決意を語った。
関東学院大学出身の富澤選手は、トヨタ自動車東日本(株)所属。4月にフランスで行われた国際大会で優勝し、パリ五輪出場国枠を獲得し日本代表に内定した。前回大会まではRS:X級で出場し、2008年の北京大会で10位、12年のロンドンで28位、16年のリオデジャネイロで15位、21年の東京では16位の成績を収めている。東京大会後に今大会からの新種目のiQフォイル級に挑戦するため、体重を約20kg増量したという。
富澤選手は「セーリングはあまり知られていない競技なので、風に引っ張られて進んでいく爽快感など面白さを伝えられるようにオリンピックで頑張りたい」と話した。富澤選手が出場するセーリング男子iQフォイル級の競技は7月28日からマルセイユで開催される。
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