横浜ヘリポートの空港長を務める 古屋 明弘さん 金沢区福浦在勤 58歳
空から横浜、日本を守る
○…消火、救助、救急などの消防活動を空から担う「横浜ヘリポート」。消防防災ヘリコプターを備える神奈川県内唯一の施設として、能登半島地震などの大規模災害時に金沢区から各地へ職員を派遣して広域応援活動に取り組む。「横浜市内だけでなく、日本のあらゆる災害時に空から皆さんを守るのが仕事」。操縦士、整備士、救助員ら総勢29人の「ワンチーム」を率いる。
○…高校の恩師の勧めから、生まれ育った地元・横浜で消防の道へ。救助隊で数々の現場を経験した後、旭消防署で署長を務めた。前任地の市消防局本部では、救急部長としてコロナ禍に対応。1日の救急出動件数が過去最多の1000件超を記録するような状況に、部署の垣根を超えて力を合わせて対応できるように奔走した。「救急車も隊員も足りなかったが、それだけ苦しむ声が多かったということ」。困難な状況にも、市民を守ろうと力を尽くした。
○…大好きなラグビーは、15歳で出合ってから離れた時期がなく、かけがえのない趣味。緑区で暮らし、地元の「グリーンクラブラグビースクール」で校長を務めるほか、三重県が拠点の「PEARLS(パールズ)」で社会人選手としてプレーする娘・みず希さんの応援で全国を巡る。「ラグビーは人生の縮図。体の大小問わず、それぞれの責任を果たすスポーツ」。ラグビーで培ったチームプレーの精神を仕事でも大切にしている。
○…県内の災害時はもちろん、全国各地へ赴くため、仕事では市内外の消防との連携も不可欠。そのため、市外の消防との訓練を日々重ねている。「横浜だけでなく、日本全体を守るために皆が力を合わせている」。安全運航に徹しながら、職務を果たすために全力を注ぐ。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
|
|
|
|
|
|