シーサイドライン新杉田駅のホームに7月22日から、極微細型ミスト装置が試験的に導入されている。(株)横浜シーサイドラインが猛暑対策の一環として今年初めて導入した。
ミスト装置はホームの天井部に約3m間隔でノズルを計8カ所設置。通常のミストの3分の1から6分の1の細かいミストのため、気化しやすく、濡れた感覚を受けにくいという特徴がある。
ミストが導入され2日目の23日、乗降客からは「助かるわ」「いいわね」などの声も。ミストに手を当てて、少しでも涼を取ろうとする姿もみられた。
今回導入した新杉田駅は、シーサイドライン全14駅の中でも乗降客数がもっとも多い1日約1万人で、駅員が常駐していることから設置場所となった。
設置期間は9月中旬頃まで。電車の発着時間に合わせ、当面は5時から24時までの稼働となる。同社は「ミスト設置場所と設置していない場所に計測器をつけて、気温や湿度の変化を計測するほか、体感についても利用客らにアンケート調査を行うことで効果検証を行い、今後の暑さ対策を検討していきたい」としている。
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