横浜市営金沢プール(リネツ金沢)=金沢区幸浦=が給水設備の不具合により、8月1日から休館している。24日に工事を行ったが、営業再開日は未定。9月上旬頃の営業再開を目指している(8月24日起稿)。
市にぎわいスポーツ文化局によると、1日の午前中に「シャワーを含めた水栓各所から水が出ない」と指定管理者の横浜ウォータープロモーションから連絡を受け、その日のうちに臨時休館に。翌2日から原因・不具合箇所特定に向けた調査を開始した。
調査の結果、受水槽に給水するための設備に不具合があり、受水槽に水がたまらず、給水・加水ができないことが判明。シャワーを含めた各所への給水が安定的にできない状況になっていた。24日に工事を行い、水質検査の結果などを踏まえて、9月上旬頃から営業を再開する予定。
スタジオ教室のみ再開
同プールは今年1月4日にも設備の不具合が発生し、2月16日まで休館していた。その時はプールの水温を管理している機器の故障が原因で、今回の不具合との関連性はないという。金沢プール統括責任者の木戸太樹さんは「日々確認を行い、予兆があれば修理をするが、機械なので突然止まることもある。特に金沢プールは海辺で塩害の被害もそれなりに受けているのでは」と話す。
同プールは2003年に開設。屋内にある温水プールで、25mプール、ウォータースライダーを備えた児童プール、幼児プール、アクアプールのほか、サウナ・水風呂を備えた浴場エリアや畳の休憩室などがある。年間利用者数は12万5452人(23年度)。プールは休止しているが、スタジオ教室のみ8月19日から再開している。
例年8月は1日500人から800人、多い日では1千人が来館する日もあるという。木戸さんは「夏休みにプールで遊ぶことを楽しみにしてくれている方も多く、非常に申し訳ない気持ちでいっぱい。できるだけ早く再開できるように準備を進めたい」と話す。
再開の予定はホームページで告知する。問い合わせは金沢プール【電話】045・789・2181(午前8時30分から午後5時30分)。
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