金沢消防署と横浜市立大学医学部の学生団体「YDC」は9月14日、小中学生を対象にした医療体験教室を同署で開催した。
この教室は毎年増加する救急出場件数を受け、子どもたちに医療への関心を高めてもらおうと企画された。同団体は医学部医学科や看護学科の学生が集まり、日頃から子どもたちに医療に関する出張教室を展開。この日は救急医療や救急車の正しい使い方を学んでもらおうと、同署と同団体が初めて連携した企画として実施された。
当日は16人の小中学生とその保護者らが参加。同団体は緊急時に適切な判断をするための体の状態や見分け方などを解説。その後、胸骨圧迫と自動体外式除細動器(AED)の使い方を参加者と一緒に実践した。また、同署は119番通報のポイントや救急車の見学などを行った。同団体の杉野杏夏代表(医学科5年)は「横浜市の救急医療がひっ迫している現状について、私たちも理解が深まった。今回学んだり知ったりした内容についてご自身でも調べたり、周りの方に話していただけるとうれしい」と話した。
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