金沢区食品衛生協会の会長に就任した 齊藤 潔さん 金沢区六浦在住 58歳
手足動かし地域を支える
○…1962年から続く和菓子店「御菓子司 名月」の店主として和菓子と向き合い30年以上。金沢区食品衛生協会の副会長から、会長に就任した。同会には父の代から食品衛生指導員として関わってきた。「会員の皆様にご迷惑をかけぬよう、真摯に務めたい」
○…父が創業してから約3年後のクリスマス・イブに生まれる。当時は和菓子だけでなく洋菓子も売っていたため、「お腹が大きい状態でクリスマスケーキの箱にリボンを巻く作業をしていたと母がよく言っていた」とにこり。幼い頃から年末の餅つきの返しや柏餅の葉を巻く作業などで、父の和菓子づくりを手伝っていたこともあり、自然と家業を継ごうという意識が生まれていた。父親は根っからの職人気質で「変なものを作るとすぐに怒られた」と笑う。
○…金沢区六浦に生まれ、現在の六浦白梅公園の場所にあった白梅保育園、大道小学校、大道中学校で子ども時代を過ごす。小学6年生でソフトボールチームのキャプテンを務め、中学校では全国大会出場経験がある強豪バレーボール部に所属。高校では横浜商業高校(Y校)の野球部へ。入部時点で100人いた部員が引退の頃には半分以下になってしまうほど厳しい練習環境を耐え抜き、甲子園ではベンチ入りを果たした。「昔から手や体を動かすのは好きだった」。高校卒業後は和菓子店「御菓子司 大倉山青柳」=港北区=で約5年間の修業を経て、24歳で家業に従事する。
○…現在は県の菓子工業組合専務理事や市の菓子協議会副会長など、さまざまな役割を兼任しながら、20年以上にわたり所属している金沢消防団第八分団の部長も務め、意欲的に活動している。「愛着のある町で父が築いてきた地域の方々との縁を大切にしたい」
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