走行中の教習車内で心肺停止状態となった教習指導員の命を救ったとして、11月22日、横浜市立大学国際商学部1年の大畑颯梧さんがユタカ豊川自動車学校=愛知県=から感謝状を贈られた。
帰省中に同校に通っていた大畑さん。9月13日の午後6時頃、路上教習中に60代の教習指導員が突然意識を失い心肺停止状態になった。大畑さんは路上教習に出て5時限目で駐停車などを習う前だったが、安全な場所に車両を停止させ、119番通報。救急車が到着するまでの間、心肺蘇生処置を行い、病院へ搬送された指導員は緊急手術により一命を取り留めた。
同大学金沢八景キャンパスで行われた贈呈式で、同校を運営するユタカサービスグループの大塩啓太郎代表取締役社長が大畑さんに感謝状を手渡した。大畑さんは「迷いや焦り、不安の中、119番をした際に電話で処置の指示や、頑張れと声をかけてくださり、胸骨圧迫を続けることができた。中学や高校でも人命救助について学んできたが、講義の大切さを実感した」と振り返った。
同大学の石川義弘学長は「素晴らしい行動で非常に誇りに思う。心肺蘇生の教育の普及を大学としても進めていきたい」と述べた。
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>