フラワーデザイナーとして「神奈川県卓越技能者」の表彰を受けた 武内 啓子さん 磯子区洋光台在住 71歳
花と共に歩み続ける
○…磯子区洋光台で、夫が代表を務める(株)グリーン武内による生花店「Vivo」を経営。港南区の自社農場で生花の生産も行うほか、フラワースクールも主宰する。フラワーデザイナーとして後進の育成などに尽力した功績が称えられ、「神奈川県卓越技能者」の一人として表彰された。「指導を始めて気がついたら30年。こんなに長く花に携わるとは思っていなかったけど、花があってよかった」
○…東京都文京区生まれで、「育ったのは土のない所」だった。大学で知り合った園芸家の夫との結婚から生花業に携わるように。自身が飾った花を見た人から「売ってほしい」という声を受けたのが、洋光台で店舗を始めたきっかけだ。花について何も知らないところからのスタートだったが、「花に触ってみると楽しかったし、買ってもらえてうれしかった」。店頭に立ちつつ、フラワー装飾1級技能士などの資格も取得。県技能コンクールフラワー装飾の部で賞に選ばれるなど、その道を極めてきた。
○…初めての登山で訪れた立山で見た高山植物や、テレビのニュースで映った花の飾りなど、日々の生活から学ぶ機会も多いという。「同じ種類の花や植物でも、一つとして同じものはない。それぞれの良さを見つけて、うまく作品にできれば」。さまざまな場で得た発想や経験を仕事に生かしてきた。
○…近年は県生花小売商協同組合の認定職業訓練校指導員や、日本ガーデンデザイン専門学校の講師としての指導が仕事の中心。「好きこそものの上手なれではないけど、せっかくなら花を楽しんで、好きになってほしい」。花に関わる仕事を希望する人たちへ技能や知識を伝えながら、自らも花との生活を楽しんでいく。
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