アフリカ10カ国の廃棄物管理部門の責任者11人が12月2日、横浜環境保全(株)金沢事業所=金沢区鳥浜町=へ視察に訪れた。環境省、JICA、横浜市とアフリカ諸国が共同して立ち上げた「アフリカのきれいな街プラットフォーム」の研修の一環。アフリカでも日本での廃棄物のリサイクルを進める民間事業者の取り組みに対する関心が高く、2025年に横浜で開催される「第9回アフリカ開発会議」での議論につながる研修として位置付けられている。
視察現場では「持続可能な廃棄物管理」を学ぶため、生ごみのたい肥化などに取り組む同事業所で、生ごみたい肥化施設の見学や、同社の環境経営方針、地域貢献活動などについて話を聞いた。
今回初めてコートジボワールから視察に訪れたベダ・アコイチ・サンドリーヌさんは「廃棄物を分別し、リサイクルして有効活用することはアフリカ全体の課題。資源循環について共有してくれたことに感謝している。国でも改善の余地があると感じた」と話した。
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