毎年12月末から開催される全国高校サッカー選手権大会。今年度の神奈川県予選は、ともに初優勝を目指した2チームが対戦し、東海大学付属相模が全国への切符をつかんだ。準優勝の横浜創英のメンバーには、金沢区の少年サッカーチーム「文庫フットボールクラブ」出身の岡本ナオさん(3年)が名を連ねた。
スピード武器に貢献
並木第四小、金沢中出身の岡本さんは、小学1年の時に友人の誘いで文庫FCへ入団した。最初は遊び感覚だったものの、すぐにサッカーにのめり込んで夢中になってボールを追いかけた少年時代。同チームの山南篤コーチは「当時からスピードがずば抜けていて、目立っていた」と話し、中心選手の一人としてチームをけん引。中学時代は横浜F・マリノスのジュニアユースチームでプレーし、高校では横浜創英へ進んだ。
横浜創英は2013年と16年に高校総体(インターハイ)に出場した実績を持つ市内の強豪。今年度の選手権県予選では、第3シードとして出場し、座間、横浜隼人、相模原弥栄、桐光学園を破り、創部初の同大会決勝へたどり着いた。左サイドバックとして決勝戦のピッチに立った岡本さんは、スピードや左足のキックを武器に果敢な攻め上がりを見せたが、得点につなげられず0対2で敗戦。それでも初戦から全試合に出場し、初の決勝進出へ貢献した。
卒業後は日本体育大学へ進学予定で、「文庫FCでサッカーの楽しさを知った。いずれはJリーグの舞台や海外でもプレーしたい」と岡本さん。山南コーチは「一ファンとして、プロになれると期待している」とエールを送り、次の舞台へ進む教え子の活躍を心待ちにしている。
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