金沢区の大道小学校の3年生は12月18日、同校のコミュニティハウス2階にある「大道ふれあいむかし資料館」で、昭和初期の生活用具に触れる体験学習を行った。社会科の授業で毎年同時期に実施しており、今年は約50人の児童が参加した。
同館は、地域住民で組織された「ふるさと大道村」のプロジェクトの一環で、同校内に大道の昔の暮らしを再現したもの。児童たちは、ふるさと大道村のメンバーから昔の大道の暮らしについて話を聞き、実際に昔の道具に触れたり、動かしたりした。
中でも興味を示す児童が多かったのは、ダイヤル式の黒電話。電話は同校の卒業生でエンジニアの石渡さんが数年前に修理したもので、館内にあるもう一つの黒電話と通話することができる。実際に電話をかけた児童は「番号を間違えたとき、やり直すのが大変だった」と感想を述べるも、仲間と電話越しで楽しそうに会話をしていた。ふるさと大道村の相川澄夫会長は「壊れたら直せばいい。子どもたちが五感を使って学ぶことが何より大切」と話す。
同館には、黒電話以外にも、木製の冷蔵庫やテレビ、ラジオなどの昔の生活用品のほか、くわや千歯こきなどの農具が展示されている。見学を希望する人は、ふるさと大道村事務局【電話】080・7159・0256。
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