金沢図書館が主催する金沢消防署の消防士による絵本の読み聞かせが12月24日、同署と金沢火災予防協会の協力により行われた。同館が毎月開催している「おはなし会」の取り組みの一環。同会は子どもたちに消防を身近に感じてもらうとともに、防火、防災教育を進める目的で毎年、絵本の寄贈と読み聞かせを実施している。今年は9冊の絵本が同館に贈られた。
2歳から9歳の13人の子どもたちに読み聞かせられた作品は、消防車が完成するまでを描いた『しょうぼうじどうしゃの あかい ねじ』と、小さいながら活躍する消防車「じぷた」を描いた『しょうぼうじどうしゃ じぷた』。前者は2024年4月、後者は1966年に出版されたロングセラー本であり、時代が異なる2冊が選ばれた。
読み聞かせをした同署の菊田裕里さんは「消防車が作られる過程など、自分も絵本を読んで勉強になった。子どもたちが真剣に聞いてくれていて嬉しかった」と話した。今回読まれた2冊は、金沢図書館で貸し出されている。
消防服の着用体験も
子どもたちは読み聞かせの後、消防服を着用した。「消防士になりたい」と話す区内在住の田代輝向さん(6)は消防服を着用し、真剣なまなざしで敬礼のポーズをしていた。
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