サッカー女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」は、きょう9月1日からロンドンオリンピックのアジア最終予選に挑む。代表メンバーのDF(ディフェンダー)矢野喬子選手は金沢区の出身。そこで、矢野選手が小学校時代に所属していたアローズSCを取材し、次代の”なでしこ”を目指す女子選手に話を聞いた。
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アローズSCには、小学1年から6年まで約90人の小学生が所属している。女子はその内1割で、現在9人。他のサッカーチームと比べても、女子の多さは群をぬいているという。小林伸一代表は「矢野選手の影響なのかも」と推測する。
5・6年生のチームでは、6年生の佐久間未稀さん、原奈津子さん、坂本咲希さん、5年生の渡辺美紀さん、林夏歩さんの計5人が活躍している。中でも目を引くのは5年生からレギュラーの佐久間さんで、現在は副キャプテンも務める。練習はもちろん男女同メニュー。全員が、男子に勝るとも劣らないテクニックと情熱で、サッカーに打ち込む。
今年初めて、横浜市の女子サッカー大会であるYGリーグに六浦毎日SSと合同チームを結成し出場。12チーム中3位と健闘した。また、8月に海の公園で行われたビーチサッカー(5人制)には、単独で出場し、見事優勝を果たした。
だが、金沢区には中学生の女子サッカーチームはない。そんな環境もあってか、中学でサッカーを続けると言いきったのは、6年生3人中1人だけ。小林代表は「もし続けたいと思うなら、電車に乗って区外へ通うというハードルがある」と課題を指摘する。
唯一、続けると明言した佐久間さんは、「横須賀シーガルス女子チームに入って、日本代表になる」という明確な目標を掲げている。矢野選手に続く日本代表が、金沢から生まれるか。今後に期待したい。
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