統一地方選挙の投開票が4月12日に行われ、金沢区選出の横浜市会議員5人が決定した。3回目の挑戦で初のトップ当選を果たしたのは自民党の黒川勝氏(49)。神奈川県会議員は無投票で現職2人が当選した。
横浜市議選金沢区選挙区は定数5議席を巡り、現職4人と元職1人、新人2人が激しい選挙戦を繰り広げた。
開票日の午後11時30分過ぎ、事務所に姿を現した黒川氏は、当選を祝う盛大なクラッカーの音と拍手に包まれた。選挙戦で黒川氏は、自身のマニフェストや実績をインターネットやパネルを駆使し分かりやすく有権者に伝えてきた。「政策や考えを通りすがりの人に伝えるのは難しい。新しい戦術が生きたのでは」と振り返る。「例えば人口減少に対してもしっかり政策をしていけば食い止められる確信がある。行政と議会の両輪で政策を前に進めていきたい」と話した。
区内唯一の女性候補、自民党の高橋徳美氏(46)は前回より2000票以上票を伸ばし当選。「4年間、街頭に立って市政報告をしてきた成果。女性として期待されているのでは」とコメントした。
前回選挙で落とした議席の奪還を目指し戦った公明党・竹野内猛氏(40)は1万1950票で初当選。「投票いただいた皆様の期待にお応えするため、一生懸命取り組む」と喜びを語った。
また民主党の谷田部孝一氏(65)とみんなの改革の小幡正雄氏(72)は、票こそ落としたものの、現職の強みを生かして議席を死守した。
「昨年の衆院選時から共産党への期待の高まりを感じていた」という明石行夫氏はわずか269票差で涙をのんだ。「期待に応えらず申し訳ない。今回を通過点に4年後を見据えたい」と話した。
投票率は市内トップ
投票率の低下傾向は今選挙でも止まらなかった。横浜市全体で前回から4・73ポイント減の42%。金沢区は市内トップの45・69%だったが、5・60ポイント減だった。
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