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あなたの資格を地域のために――【1】 横須賀市立うわまち病院 復職への一歩「気負わずに」
「人の役に立ちたい」「手に職をつけたい」―そんな想いで取得した看護師の資格。当紙では横須賀市立うわまち病院で働く看護師に、”自分らしい働き方”をインタビュー。3回連載の第1回は、子育てなどで数年間のブランクの後に復帰した「潜在看護師」の奮闘を取材した。
この4月からNICU(新生児集中治療室)を担当する平沼佳代さん。看護師としてのスタートは、京都の病院だった。結婚後、退職。子育ても楽しかったが「働きたい」という想いも募っていた。だが、心配だったのは数年のブランク。後押ししてくれたのは、看護専門学校時代の友人たちの「感覚はすぐに戻るから大丈夫」というエール。「マイナススタートではないから、と前向きになれた」と振り返る。
その後も、出産や転勤でキャリアを中断することもあったが、家事・育児・出産など仕事以外の経験が、大いに役立っている。一つは、効率を考えて2歩3歩先のことを想定して動けるようになったこと。そして、母親として、患者に寄り添う視点を持てたことだ。
この病院での勤務初日、先輩看護師に「お待ちしていました」と声を掛けられた。自分を必要としてくれる場所がある。チームとして迎え入れてくれた優しい雰囲気に溶け込むのに、時間はかからなかった。
全国で約70万人いると言われる潜在看護師。資格取得者の需要は、今後さらに増していく。「気負わず一歩を踏み出してほしい」―平沼さんもエールを送る。
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「丈夫な血管」目指し冬に備える11月21日 |
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