安産の道 ママへのススメ2 協力:山本助産院 山本詩子院長
今回はお産の時の赤ちゃんの通り道である骨盤のおはなしです。骨盤はその周りの靭帯や筋肉によって支えられています。昔に比べ現代の生活様式では、和式トイレが洋式に、雑巾がけがモップにとしゃがみこむ姿勢をとることが少なくなり、多くの家事がスイッチ一つで終わるようになりました。さらに自動車やエレベーターなどに頼りがちで骨盤を支える筋肉(骨盤底筋群)が弱くなっています。
本来、女性の身体は妊娠して靭帯を緩めるホルモンが出ることにより骨盤が緩んで出産の準備をしてきました。ところが、現代では最初からゆるんでいる人が多いのです。骨盤のゆるみは、腰痛や恥骨痛、尿漏れ、切迫早産、回旋異常による難産などの原因になります。
姿勢に気を付けて骨盤を整える
マタニティーライフを快適に、安産を目指すには骨盤を整えることも大事ですね。まずは日常の姿勢に注意しましょう。横座りやぺたんこ座り、足を組んで座る、片足に重心をかけて立つなどの姿勢は歪みの原因になります。床に座るときはあぐらか正座、椅子の場合は深く腰掛けて、両足の裏をしっかり床につけるように座りましょう。背筋をぴんと伸ばしてウォーキング、スクワット、スイミングやエクササイズなどで積極的に骨盤底筋群を鍛えましょう。両膝をしっかり横に開いてのしゃがみ姿勢や四つん這いでの雑巾がけもお勧めです。家もきれいになって一石二鳥かも!
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
|
|
|
|
|
|