旧小柴貯油施設(柴町)の跡地で11月28日、金沢区民を対象とした見学会が行われ、約80人が参加した。
米軍施設だった同跡地は2005年に返還され、現在は国が管理。公園として活用されることが決まっており、17年からの公園整備着手に向けて、環境影響評価や都市計画の手続きなどが進められている。見学会が行われるのは、昨年7月の計画確定後は初めて。周辺住民に計画の理解を求める目的で実施した。
この日はマイクロバスで敷地内の4カ所を移動。燃料や消火用の水が流れていたパイプや、貯油タンクなどを見学した。随所で市環境創造局職員が「地下タンクは土で埋め、広場などへの活用を検討中」「歴史遺構として一部残す」などと説明を加えた。また、敷地内の緑化を目的に09年に植えられた1万1千本のドングリの木を見学。当時1mの苗木が4mにまで育った様子が見られた。
参加した西柴在住の80代の女性は「ずっと入れず気がかりだったので参加できて嬉しい。公園整備が終わるときは、ぜひ自分の足で入れるよう、元気でいたい」と話した。
公園は2032年に全面供用が始まる予定。
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