フィリピン医療を支える会「ハローアルソン」に耳鼻咽喉科の医師としてボランティア参加する木村至信(しのぶ)さん(中区在勤)がこのほど、フィリピンマニラ市内のスラム街を歯科医らとともに訪問した。
現地では「虫に食べられて、鼓膜や顔などが破れている人も多く、鼻炎と喘息が合併したり、中耳炎から髄膜炎を発症しそうになっている重症患者も含めてかなり厳しい所見の連続だった」といい、2日間で約120人の診療にあたった。
同会ではスラム街に届ける未使用の歯ブラシ、タオル、固形石鹸、鉛筆、ボールペン、使用部分を取り除いた使いかけノートの寄付を呼びかけている(記載品以外不可)。今回の訪問で木村さんが担当する神奈川支部から段ボール箱33箱分の物資が届けられた。「貧困がなくなるまで物資提供のお願いは続きます。ぜひご協力下さい」と木村さん。
寄付品は秋山眼科医院内耳鼻咽喉科〒231―0015中区尾上町3の28・5Fに持参(木午後と土日祝休)か自費で郵送を。(問)【電話】070・6527・1045
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