在日ミャンマー人支援を行う「NPO法人 リンク トゥ ミャンマー」(深山沙衣子代表)がこのほど立ち上がり、3月12日に設立総会が開かれた。ミャンマー人向けのNPOは全国で初。当日は役員を中心に、設立趣旨や事業について説明された。
2014年4月に「日本ミャンマー支援機構株式会社」(金沢区並木)を設立した深山さん。主にミャンマーへの進出を考える企業に対して支援を行う一方、ほぼ無償で在日ミャンマー人の定住支援を行ってきたという。年間相談件数は50件から100件で、内容はビザ更新手続きから携帯電話や不動産の契約まで様々。「ミャンマー人が日本で働くにはサポートが必要。公益サービスとして行うべきと考えて立ち上げにいたった」と話す。
名前にある「リンク」には、一方的な支援ではなく、日本とミャンマーを対等につなぐという意味をこめた。今後行う事業内容はビザ更新や就職、医療受診などを支援する【1】在日外国人支援授業、国際交流祭りなどに出店して交流をはかる【2】文化交流事業、日本とミャンマーの架け橋を目指す【3】国際協力活動事業の3つ。ミャンマー人と日本人の役員を揃え、それぞれのニーズや意見を交換し「必要な支援」につなげていく。「最終的には現地に、日本で働けるスキルを教えるような職業訓練校や、少数民族まで支援が行き届く体制づくりをしたい」と話した。
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