青少年の地域活動拠点「イソカツ」が磯子区役所隣り(磯子3の4の23の2階)に11月28日、開所した。22日には式典が開かれ、小林正幸区長や区関係者のほか、地域住民が出席し開所を祝った。
青少年の地域活動拠点は、中高生を中心とした青少年の仲間づくりや学習・生活支援を目的に横浜市が2007年から各区への設置を進めている。現在、南区、保土ケ谷区、都筑区、金沢区、栄区で設置されている。金沢区は2012年から「カナカツ」を開設している。運営は、NPO法人や社会福祉法人が担い、市や区が運営団体を選定。運営費を補助している。
K2グループが運営
磯子区の施設を運営するのは、磯子区東町を拠点に約30年、若者支援を行うK2インターナショナルグループの認定NPO法人コロンブスアカデミー(渡辺克美理事長)。
拠点設置の背景には、中高生の居場所の問題があげられる。特に部活に入らない生徒は、学校が終わると
家庭以外の行き場がない現状がある。同法人では、拠点を、こうした中高生を中心とした青少年が安心して集え、友達づくりや異世代交流を図る場所や、様々な体験ができる場にしていく。
施設内には駄菓子コーナー、本などが読めるカフェスペース、ダンスや卓球などが楽しめるアクティビティコーナー、おしゃべりができるスペースを設けた。中高生が主体となる運営委員会を開き、利用者同士でアイデアを出し合い施設を作り上げていく。
カナカツのノウハウ生かす
同法人は、金沢区の活動拠点「カナカツ」も運営している。そこでは、地域ケアプラザなどと連携した中高生のボランティア体験や、中高生自ら企画、運営、準備を行う美術展を実施している。こうしたノウハウやK2グループが取り組んでいる若者支援を磯子区の拠点でも生かしていきたい考えだ。
また、拠点は磯子区役所の隣りに位置することから、同法人では区役所との連携にも力を入れていきたいとしている。「この場所をただ集まるだけの場所ではなく、交流しながら青少年が外に出ていける活動をしていきたい」と渡辺理事長は話した。
イソカツの開所日は、火・木曜日の午後3時から8時と土曜日の午後1時から6時。
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