3月7日に磯子区栄誉賞を受賞した 伊藤 知彦さん 磯子区洋光台在住 36歳
挑戦続ける”家族のヒーロー”
○…昨夏、35歳以上の選手が出場するウエイトリフティングマスターズ世界大会で優勝し7日に区栄誉賞を受賞した。「今出場できる最高の大会で結果を出せたことが嬉しい」。支えてくれた家族に感謝する。「家族の中で“ヒーロー”になりたいと頑張ってきた。母親や奥さん、息子からの『パパ頑張ったね』の一言が今でも忘れられない」
○…藤沢市出身。スラムダンクに影響を受け中学からバスケットボール部に。ただ、中3で163cm、49kgと身体は大きくなかった。当たり負けしない身体を目指しこの頃からジムに通った。トレーニングを繰り返す日々。大学入学後はチームトップレベルのダッシュ力がついていた。「継続することでパフォーマンスが上がることを体現したかった」。トレーナーを目指すきっかけにもなった。
○…バスケットボールの引退後、パワーリフティングを始めた。身体を鍛えていたこともあり、すぐに頭角を現した。競技2年目の25歳で全国大会優勝。日本一になったことで五輪への思いが芽生えた。しかしパワーリフティングは実施競技ではなかった。テレビで見た北京五輪のウエイトリフティングに「強烈に嫉妬した」。27歳で転向。五輪への出場は叶わなかったがマスターズ世界大会優勝を果たした。
○…競技経験や大学で学んだ経営論を活かしたいと28歳でフィットネスクラブを運営する住友不動産エスフォルタに入社。4年前には泉区スポーツセンターの館長を任された。「経営」「指導」「企画・運営」「競技」「家族」―。この5つが人生の大きな柱。「競技は今回で一区切りですね」。現在は、ヘッドトレーナーとして店舗のトレーナーを育成・指導する立場に。「これからも人生の柱を中心にチャレンジしたい」。挑戦は終わらない。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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