横浜市によると、市内の外国籍や外国にルーツをもつ児童、生徒は約1万人(5月1日現在)。そのうち日本語指導が必要な児童、生徒数は約2700人。
金沢区釜利谷東に今年4月にオープンした「トレボルNIHONGO教室」は、そのような子どもたちに日本語を教え、サポートする学習塾。開校から7カ月たった現在、小学1年生から高校生のペルーやボリビアなどにルーツを持つ16人が通う。教室長の西涼光(34)さん=写真=は、「児童生徒によって、日本語の理解度に違いがあり、一人ひとりにあった授業をすることを心がけている」と話す。横浜市立大学在学時に、外国にルーツを持つ児童、生徒をサポートするサークルの代表を務めていた西さん。その時からサポート体制の必要性を感じていたという。7カ月事業として進め、その思いを強くしている。
保護者からのニーズも
最近では「私も習いたい」との声を受け、保護者向けの日本語教室もスタートさせた。教室が生徒や保護者の居場所やコミュニティ形成の場になり、開校当初にかかげたことが形になっている。
一方で、「まだまだサポートを必要としている子どもたちがいるということが知られていないのでは」とも。SDGsでは、「質の高い教育をみんなに」「人や国の不平等をなくそう」という目標を掲げている。西さんは「SDGsが、サポート体制が必要な子どもたちのことを知ってもらうきっかけになれば」と話した。
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