横浜市内の教育機関で一斉休校の措置が3月24日まで延長されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大はいまだに終息する気配をみせない。そんな中、児童・生徒や保護者に少しでも元気になってもらおうと、区内でこども食堂を展開する団体が、家庭に食品を届ける取り組みを行っている。
杉田キリスト教会で月1回こども食堂を行うキッズカフェ杉田(久保田顕代表)は感染拡大防止のため3月28日の開催を見送った。子ども食堂を利用する家庭の中には、仕事などで保護者が日中、留守にするケースも少なくない。子どもたちの見守り活動も含めて3月10日から約10件に食品を届ける活動を行った。「外出する機会が限られる子どもたちと少しでも交流を図り、元気になってもらえばと企画した。子どもたちが元気そうで何よりです」と久保田代表は話した。
一人親家庭の支援も
こども食堂とひとり親家庭支援のサロンを月1回行う金沢区の「すくすく」(加々美マリ子代表)は3月の3周年イベントを急遽中止にした。イベントで使用する予定だった食品などを来場予定者に届けたところ、ひとり親家庭の保護者が特に不安を感じていたという。当初食品の配達は考えていなかったというが、「少しでも皆さんの不安軽減につながれば」と週1回、企業や個人から寄付された食品を届けている。
「コミュニケーションを取り、心のケアにもつなげていきたい」と加々美さんは話した。
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