横浜市立小学校の多くで3月19日に行われた卒業式。磯子区のさわの里小学校(後藤俊哉校長)では、動画の撮影が行われた。DVDを制作し卒業式に出席できない保護者に思い出を共有してもらおうと同小が企画した。
新型コロナウイルス感染防止対策として、今年度の横浜市立小学校の卒業式は規模を縮小し実施された。教職員、卒業生など限られた参加者で行われ、例年認められている保護者の出席は見送られた。
2月下旬に企画
こうした状況をうけ、同小では卒業式を形として残し、保護者に見てもらえるようにしようと動画撮影を企画。後藤校長によると、国から臨時休校の通達が出た2月下旬には、卒業式の縮小を考慮していたといい、すぐに業者に依頼し当日に備えてきた。また、出席できない保護者からの要望もあったという。
カメラにメッセージ
例年、在校生が行う教室の飾りつけなどは教職員が行った。卒業式当日には、事前に撮影していた在校生からのメッセージを教室で流すなど、規模縮小を卒業生に感じさせない演出も。また、卒業生50人が、それぞれ卒業証書を受け取った後に、カメラに向かってメッセージを述べた。「中学生になっても勉強、部活をがんばりたい」「6年間支えてくださりありがとうございました」「薬剤師になるという夢を叶えたい」といった、これからの夢や小学校生活の思い出、家族、教職員への感謝を動画を通して伝える児童の姿があった。さらに後藤校長の祝辞では、保護者に感謝のメッセージを残すなど、動画制作ならではの工夫も施された。
後藤校長は「新型コロナウイルス感染防止の一環としてこのような形での卒業式となったが、保護者の方々に児童の晴れ姿を見て頂きたいと業者にお願いしDVDを制作した。教職員一同、力を合わせ無事に卒業生を送り出すことができたのではないか」と式を振り返った。
撮影した動画は、後日DVDにして各家庭に届けられる。
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