磯子区災害ボランティアネットワーク(森本美知子代表)は10月29日、防災女子会を区内レストラン「パレ・ド・バルブ」(杉田)で開いた。この会合は昨年から実施しており、出席しやすいように会議室ではなくレストランを会場とし、打ち解けた関係づくりを目指す。当日は区内の防災ボランティア4団体の女性や災ボラメンバーら19人が参加し、災害時に備えた準備について話し合った。
森本代表(66)は災害時のトイレの使い方について説明。防災拠点で使用可能なトイレの確認、女性トイレの整備数への配慮などを呼びかけた。さらに、子どもや介護者らの付き添いが異性のトイレに並ぶ抵抗感について言及し、LGBTの観点からも性別のないトイレの設置も訴えた。また、災ボラ女性部の星野久子さん(73)は衛生用品の給水ポリマーなどを紹介。拠点で事前に小分けにしておくことを提案した。
現在、区内の拠点長は高齢の男性がほとんど。森本さんは「女性の声が届きにくい環境なので、こうした活動を通して女性の声を吸い上げていただけるような状況を作っていきたい」と話した。
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