神奈川県はこのほど、鎌倉時代の仏教書である国宝「称名寺聖教」の欠落部分の写本が、陶芸家・北大路魯山人の旧蔵品から新たに見つかったと発表した。県によると、見つかったのは、これまで称名寺聖教にしか存在しないとされていたさまざまな仏像について図を付けて解説した「諸尊図像集」の関連写本10点。称名寺聖教を所蔵する県立金沢文庫(金沢区金沢町)の担当者は「鎌倉時代の仏教史や美術史上、重要な発見だ」としている。
この関連写本は1月31日(日)まで、金沢文庫で開催中の開館90周年記念特別展「東アジア仏教への扉」で公開している。
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