金沢区六浦東にある関東学院六浦高校とパレスチナのガザ地区に暮らす学生をオンラインで繋いだ交流授業が、国際協力機構(JICA)の出前講座の一環として10月22日に行われた。参加したのは同校の1年生23人とパレスチナの14歳から17歳の学生4人。長年、イスラエルの経済封鎖下にあり移動の自由が制限されるガザ地区で、10代の学生がどのように暮らし感じているかを聞いた。
同校の生徒は「何を食べているのか」など日常生活について聞いたほか、「イスラエルの攻撃についてどう思うか」「イスラエル側はパレスチナ側のテロに対抗して攻撃していると言っているが、どう思うか」など紛争に関しての考えを質問。これに対し、学生は「ハマスにはまったく同意できないが、彼らだけが守ってくれる」「報復の連鎖がある。私たちは自身の権利を守らなければいけない。すべてのパレスチナ人は幸福で自由に暮らしたい」など率直な言葉で応えた。
最後に「他者の幸せのために私たちができること」を双方の生徒学生の一人一人が紙に書き、画面の前で見せ合った。
同校の平野ちひろさんは「インターネットでは伝わらない現地の人に聞かないと分からないことがあると実感した」、西村元希さんは「悲しい表情というよりも信念をもって生きている姿が印象的だった。対面で話すことで感じたことを、SNSなどで広く伝えていきたい」と話した。
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