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杉田小4年2組 ごみ原料にエコバッグ 3月15日に地域で販売

教育

公開:2022年3月10日

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4年2組の児童ら
4年2組の児童ら

 磯子区の杉田小学校4年2組の児童たちが、地域の団体の協力を得てエコバッグを製作した。ごみ拾いに取り組み、その中からリサイクルできるプラスチックごみを原料に使用。3月15日(火)に地域に向けて販売する。

 同校では総合学習「杉田の時間」で、各クラスがテーマを決めて学習に取り組む。4年2組はまちをきれいにする取り組みを企画。地域の課題解決に取り組む「磯子杉田リビングラボ」の協力を受け、地域でごみを拾い、集めたごみの一部をリサイクルしてエコバッグを作ることを決めた。

 児童たちは学校の周辺や商店街などで、2回のごみ拾いを実施。集まったペットボトルなどを原料に、教育委員会主催の「はまっ子未来カンパニープロジェクト」の予算配当金を活用して業者へ製作を依頼した。バッグのデザインはクラス全体で考え、約20の案から地球と手のイラストに「変えよう地球の未来 みんなに優しい杉田」と記されたものに決定。完成品を見て小保方瑳久君は「みんなで拾ったものが形になってうれしい」と話す。

 完成品は3月15日に販売する。場所は「ぷらむろーど杉田」の事務所とプララ杉田の「フローリスト花だより」前で、午前10時45分から正午頃まで。枚数は約70枚。価格は未定だが、売上はごみ拾い用のトングや袋の購入費用にあてる。石川未依彩さんは「ごみ拾いをしていた私たちを見て、ごみを捨てるのをやめた人がいた。そうやって捨てる人が少しでも減るといいな」と話す。

杉劇で活動展示

 同クラスを含め、4年生の「杉田の時間」の取り組みを2日から6日まで磯子区民文化センター杉田劇場で展示。1組は横浜発祥のせっけんづくり、3組はシトラスリボンの普及について、1年間の学びを発表した。若色昌孝校長は「杉田劇場の協力で、初めて子どもたちの学びを展示できた。地域の方々に知っていただく機会になれば」と話した。

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