神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 「災害時の悪質商法に注意」 3月から啓発冊子を配架

社会

公開:2024年2月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
トラブルから身を守る注意点を紹介する冊子
トラブルから身を守る注意点を紹介する冊子

 能登半島地震から1カ月。過去の震災や台風などの災害時には、社会的な混乱や不安な状況を利用した悪質商法が全国的に発生している。横浜市は、そうした悪質商法から身を守るための啓発冊子を作成。3月以降、各区役所や公共施設などで配架し、注意を呼び掛ける。

 横浜市消費生活総合センターによると、地震や台風、豪雨などの発生後には住宅修理に関する相談など、「自然災害に関する消費生活相談」の件数が増加。大きな災害がなかった2015年から17年の平均約30件と比べ、台風が多発した18年が111件、台風15号、19号により市内でも大きな被害を受けた19年は290件と大幅に増加した。20年も前年の台風の影響などで124件と多かった。

 相談は台風で損壊・浸水した住宅や自動車、ライフラインに関する内容から、壊れた屋根工事修理の点検商法や、保険金申請代行業者の訪問による火災保険を使った住宅修理への勧誘など悪質商法とみられるものも。中には契約をしたことで100万円以上の高額な費用を請求されたという相談もあった。同センター担当者は「自然災害に関する相談の中には常に一定の悪質商法に関するものが含まれている」ことから悪質商法の増加を懸念。災害に便乗した悪質商法への注意をホームページやメールマガジンなどで発信している。

緊急時の注意点紹介

 市は「平時から市民が冷静な行動がとれるように」と、消費生活トラブルから身を守るためのチェックポイントをまとめた啓発冊子を作成。「災害で壊れた屋根の工事をしないかと点検に来た業者に勧誘されて契約したが、高額なので解約したい」などの相談事例と注意点などが紹介されている。冊子は各区役所などで3月以降に順次配架。同センターは「災害発生地域だけが狙われるとは限らない。屋根の点検商法などが増える可能性があるので注意を」と呼び掛けている。相談窓口は同センター【電話】045・845・6666。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

サイエンス・ラボが始動

横浜市

サイエンス・ラボが始動

新たな教育データ構築

10月3日

子育て世代に魅力発信

金沢区

子育て世代に魅力発信

「暮らしやすさ」を区外へ

10月3日

小中学生に新たな居場所

NPO法人アスリード

小中学生に新たな居場所

金沢区でフリースクール

9月26日

磯子センターが50周年

磯子センターが50周年

1500万人以上利用の複合施設

9月26日

完全修復した「黒御輿」披露

栗木神社

完全修復した「黒御輿」披露

例大祭で地域渡御

9月19日

無電柱化が難航

災害時の第1次緊急輸送路

無電柱化が難航

計画策定時と同程度に

9月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月26日0:00更新

  • 8月15日0:00更新

  • あっとほーむデスク

    8月8日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook