磯子区の汐見台中学校野球部が6月1日、「第51回神奈川県中学校春季軟式野球大会」で初優勝を果たした。県大会予選にあたる横浜市大会に続く優勝。夏の全日本大会出場を目指し、6月15日(土)に代表決定戦に臨む。
4月から5月にかけて開かれた市中学校春季野球大会。汐見台中は5月の連休での連戦を含む6試合を勝ち抜き、決勝戦で丸山台中=港南区=を8対4で下して初優勝。市内138校の優勝校として、県内各地の大会を勝ち抜いた9校が参加する県大会に進んだ。
鵠沼中=藤沢市=と対戦した県大会初戦では、我慢強くしのいで1対0で接戦を制した。「県大会は初めて見る世界で、難しさもあった。それでも1つ勝てて、『自分たちも県で勝てる』という自信になった」と主将の大西柚歌さん(3年)。続く準決勝は千代中=小田原市=に9対2でコールド勝ち、決勝戦では川中島中=川崎市=に2対1で競り勝ち、県大会でも初優勝を飾った。
中堅手の岩田涼さん(同)は「市大会優勝の後も、『次も勝とう』という気持ちをチーム全員で共有できた」と話し、チーム一丸での戦いが優勝につながったという。顧問の澤口耕教諭は「連戦もあり、選手の負担を考えながら戦ってきた。今年のチームは勝負強さがあり、接戦も勝ち切れた」と市大会と県大会を振り返る。
目指すは全日本
市大会と県大会で優勝という大きな結果を残したが、選手たちはすでに次の舞台を見据えている。次に目指しているのは、8月に横浜スタジアムを会場に開催される「全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」の出場。"中学生の甲子園"ともいわれる同大会の出場権を懸けて、6月15日に長坂谷公園=緑区=でクラブチームの県予選会で優勝した麻生ベースボールクラブ=川崎市=との代表決定戦に臨む。
試合を目前に控えて「しっかり気持ちを入れ直して、本番で実力以上の力を発揮したい」と意気込む投手の増田策さん(同)。遊撃手の佐々木逞人さん(同)は「どんな展開になっても気持ちを切らさず、一球一球全力で戦いたい」と強く語った。
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