金沢区の少年・少女サッカーチーム「六浦毎日サッカースクール(六浦毎日SS)」がこのほど、「横浜市春季サッカー大会U10」で創立以来初の準優勝を飾った。強豪チームがひしめく横浜市で、セレクションがなく指導者がボランティアというチームが準優勝を果たしただけでも快挙だが、「親子3代でベンチ入りしているのも珍しいのでは」と情報提供が。早速取材に訪れた。
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その親子3代は、大道小4年の安藤圭人君、父で3・4年ヘッドコーチの正樹さん、祖父で総監督の忍足充さん。圭人君は年少で入部。小学校に上がる頃にはサッカーが大好きになり、左利きのミッドフィルダーとして活躍している。父や祖父がベンチにいることについて「幸せだし、うれしい」とにっこり。
父は元Jリーガー
忍足さんの義理の息子にあたる正樹さんは、当時のベルマーレ平塚に約1年所属していた経歴の持ち主。六浦毎日でコーチを務め約8年になる。「息子には厳しくあたってしまうが、サッカーを好きになってくれてうれしい。子どもが少しずつ成長していく姿を見られるのはやりがい」
充さんは息子の入部をきっかけに約34年前からかかわるように。野球やバレーボールの経験しかなかったが、「サッカー経験者がコーチをするようになったのはここ10年位ですよ」と笑う。現在は横浜サッカー協会の理事も務める。大会運営など「日々サッカー、一年通してサッカー」と楽しそう。充さんの娘の絵美さんも毎試合応援に駆け付け、月に1、2回は充さんも含め、家族で回転寿司を食べながら「反省会」をするという。
正樹さんは「サッカーは仲間と一緒に悔しい思い、楽しい思いを共有するチームスポーツ」と話し、充さんは「サッカーが好きでずっとやっていきたい、そういう子を育てていけたら。プロになれるのは一握り。夢中になれるものがあるのが大事」と続ける。
目指すは県ベスト4
六浦毎日は1969年設立。六浦小や大道小、市外など15校から選手が集まる地域のチームで、約120人が所属する。今年の市春季大会では準決勝でバディーSCに2対1で勝ち、チーム初の決勝に進んだ。決勝の横浜ジュニオールSC戦では1対2で敗れたが準優勝に。「今まで勝てなかったチームに勝てたこと、さらに強いチームと対戦できたのは良い経験になったと思う」と正樹さん。県少年少女サッカー選手権でチーム初のベスト4入りを目指し、日々練習に励む。
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