神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大道小加藤さん 国際平和への思いを発信 戦争の恐怖なくしたい

社会

公開:2024年9月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
市長賞の盾と賞状を持つ加藤さん
市長賞の盾と賞状を持つ加藤さん

 金沢区の大道小学校6年の加藤夢丸さんが9月下旬から「よこはま子どもピースメッセンジャー」の一人として活動する。7月に開かれたスピーチコンテストで市長賞に選ばれたことから今回の活動に参加。10月にはアメリカの国連本部、ユニセフ本部などを訪問する予定。

 ピースメッセンジャーは、「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で市長賞を受賞した児童生徒が市長から委嘱を受けて活動するもの。国際機関の事務所訪問や募金活動などに取り組み、体験を通して国際平和について学んでいく。

 今年で28回目を迎えた同コンテストには、市内から約4万人が参加。加藤さんは校内の予選会の後、金沢公会堂で行われた区の予選会では最優秀賞での通過を果たした。

 7月の本選で加藤さんを含め4人が市長賞に選ばれ、8月23日の委嘱式では山中竹春市長との懇談などが行われた。本選直前の一週間は毎日、大道小の体育館で予行練習をしたという加藤さん。市長賞発表の際、泣いて喜んでくれた先生もいたという。

ロシアにいた父

 加藤さんの同コンテストへの参加は今回が初。数年前、仕事の関係で父が住んでいたロシアから退去命令が出され、戦争を身近に感じたことから「恐怖のない世界にするために」という題でスピーチをした。

 「戦争はとても悲しく、許せないことだと思う。初めて身近な人から話を聞き、恐怖を感じた。戦争がなかったら一家でロシアに住んでいたかもしれない。戦争は自分に関係ないことではないと気付いた」と加藤さん。本番では3分以内にスピーチを終えないと減点されるという厳格なルールの中で「順番が最後だったので緊張したが、受賞できてよかった」と振り返る。

「将来は海外へ」

 10月13日から20日にはニューヨークの国連本部、ユニセフ本部、国連国際学校を訪れ、現地の人々と交流する。幼少期、カタールやアラブ首長国連邦に住んでいた経験があり、将来は海外で生活したいという加藤さん。「ここまで来たら訪米を目指したい」と練習を続けてきた。現地訪問先では英語でスピーチをする。「自信をもって堂々とスピーチしたい」と意気込んだ。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

パラスポーツで共生学ぶ

西金沢学園

パラスポーツで共生学ぶ

元IPC理事らと交流

11月21日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月21日

横浜BCと連携で啓発

磯子消防署

横浜BCと連携で啓発

火災予防・予防救急周知へ

11月14日

いじめ認知件数 最多に

市内公立小中学校

いじめ認知件数 最多に

市調査で3年連続増

11月14日

資料館の記憶 多くの人に

屏風浦小6年3組

資料館の記憶 多くの人に

学級数増加のため閉鎖へ

11月7日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月7日

ウスイホーム金沢文庫店

横浜市金沢区谷津町337 0120-938-171

https://www.usui-home.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook