金沢区自助連絡協議会の代表を務める 穴澤 里美さん 金沢区大道在住 43歳
互いを守れる地域に
○…緊急時、災害時に地域で協力しあい難局を乗り切れる仲間作りをしようと今年6月、「金沢区自助連絡協議会」を発足。8月に代表に就任した。民生委員・児童委員、大道小の学校・地域コーディネーター、障がいのある子どもの母親らで組織する「どたばた子育て応援隊」など複数の活動を行いながら、逗子市の小学校でパート調理員としても働く。それでも、「私は普通の主婦。役職などについている人でなく、大多数の中の一人である私がやることに意味がある」と代表を引き受けた。「普通の主婦だからこそ、多くの方の意見を拾えるようにしたい」と意気込む。
○…福島県出身。2011年の東日本大震災は地元の猪苗代町で経験。子どもたちは小学生、保育園とお腹の中。震災直後に夫や子どもたちと連絡が取れなかったこと、震度4から5の余震が続き、不安で夜も眠れなかったこと、「自分たちしか守ってあげられない」という「自助」への思いを忘れられない。同年、夫の転勤で金沢区へ。「知り合いがいないから、どうしたら知り合いができるのか、地域を知るために地域に飛び込んでいった」結果、10数年ですっかり地域に溶け込むように。「とりあえず行ってみようと思うタイプなんです」と笑う。
○…大学4年、高校3年、中学1年の男子3人の母。末っ子に障がいがある。「私たちがずっと一緒にいてあげられるわけではないから、息子がどう自分の身を守っていくか。地域で顔見知りができることで困っているときに声をかけてもらえる、互いを見守る地域になれば」という思いを持つ。自助には防災のイメージが強いが、「防犯も含めて色々な意味で『自分を守る』ことだと思う」。世代を超えた活動に力を入れていく。
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