神奈川フィルハーモニー管弦楽団は9月11日、来シーズンのプログラムを発表する記者会見を横浜ベイホテル東急=西区=で開いた。会見には同楽団理事長の上野孝氏、音楽監督の沼尻竜典氏らが出席した。
会見で上野氏は来年3月に主催公演会場のひとつである神奈川県民ホールが休館となることに触れ、「ミューザ川崎シンフォニーホール」で新シリーズのコンサートを立ち上げることを発表。沼尻氏は、新シリーズで2027年に没後200年を迎えるベートーヴェンをテーマとし、「来年度は王道プログラム『田園』『運命』『第九』」を選曲した」と語った。
またオペラに造詣が深い沼尻氏による「日本人による制作オペラ」ドラマティックシリーズは、来年度はワーグナーの「ラインの黄金」を取り上げるとした。上野氏は「地元神奈川の皆様に今後も世界レベルに引けを取らない音楽を届けていきたい」と意気込んだ。
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