神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

20周年を迎えた横浜金沢文化協会の理事長を務める 橘川 和夫さん 能見台在住 67歳

公開:2015年4月2日

  • LINE
  • hatena

足運び知る、我がまち

 ○…20周年の記念品に刻む一文字は「悠」の字に決めた。過去から受け継いだ文化芸術活動をこれから先も、大きな流れで捉え、受け継ぎ、進化させるという会員の思いがこめられている。茶道などの日本文化、民謡民舞など所属個人団体は158。「金沢の文化振興のために、心一つに同じ方向へ進んでいくことが大事」

 ○…富岡で育つ。中学2年の時、分校から現在の西柴中学へ。今も趣味として続く写真に出会った。コンクールに応募するため、修学旅行の一コマを顧問が選んだ時のこと。「あれもこれもだめ」と友達や風景を撮ったのは全てボツ。「選ばれたのは自分が写った写真」と笑う。奈良までの道中、はやりの洋画を真似て髪をくしで整える――鏡ごしに自身の姿を写した一枚が全国2位に輝いた。未だ旧友の間で語り草になっている。

 ○…横浜市に就職し、金沢区長に就いたのは2002年。「金沢なしに語れない。区長なら金沢が良かった」。就任時に誓ったのは「歩く」こと。自宅のある六浦から区庁舎までの往復、区内の行事へ赴くのも全て徒歩。歩く速度で街を見、人と会って話をすると「街の魅力や問題が見えてくる」と話す。「金沢の魅力は海と緑と歴史以上に人々の元気」。街を歩き、触れ合い、知ったからこそ実感している。

 ○…昨年11月に企画した記念コンサートが記憶に焼き付く。第一線で活躍するプロが、故郷のために二つ返事で出演を承諾。「嬉しかったねぇ、心意気が」。主催者挨拶に立てばたちまち漫談に。堅苦しい挨拶を嫌うのは区長時代の名残りだ。役所時代には笑いを誘い「冗談きつか」と渾名されていたことも。「心を閉ざしていたらだめ。本音で言える関係を作らないと」と微笑む。同協会でもその振る舞いから「会が明るくなった」という声をもらうという。「伝統文化は馴染みが薄い。多くの人が気楽にアプローチできる取り組みを模索中」。新しいカタチを追求していく。

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

飛田和 健さん

洋光台南第二住宅で菜園活動を主導する

飛田和 健さん

磯子区洋光台在住 55歳

11月21日

庄子 雄大さん

プロ野球ドラフト会議2024で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた

庄子 雄大さん

神奈川大学4年 22歳

11月14日

齊藤 潔さん

金沢区食品衛生協会の会長に就任した

齊藤 潔さん

金沢区六浦在住 58歳

11月7日

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

10月31日

高橋 サチエさん

磯子区岡村にある実家を地域の居場所として開放する

高橋 サチエさん

横浜市出身 67歳

10月24日

穴澤 里美さん

金沢区自助連絡協議会の代表を務める

穴澤 里美さん

金沢区大道在住 43歳

10月17日

ウスイホーム金沢文庫店

横浜市金沢区谷津町337 0120-938-171

https://www.usui-home.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook