第1回杉劇四コマまんがコンクールで大賞を受賞した 遠見 景子さん 杉田在住 34歳
何事にも前向き姿勢
○…8月末に審査結果が発表された第1回杉劇四コマまんがコンクールで、大賞を獲得した。応募作品は『坂の多いイソゴの移動法』。「会う人会う人に、『おめでとう』と声をかけられるようになりました。それだけじゃなく、近所の子が私の受賞に感化されて、毎日まんがを描くようになったそうなんです」。まわりの変化に若干戸惑いを見せつつも、語る表情からは、喜びが溢れている。
○…まんがを描いた最初の記憶は、小学3年生のころ。元々まんが好きで、小学校では学級新聞に4コマまんがを描いていた。高校時代には授業で、歴史上の人物が吹き出しで時代説明などを行うノートを作成。それが担当教諭の目に留まり、「卒業のときに、『そのノートは面白くて参考になるから欲しい』と頼まれて、差し上げたんです」と、懐かしそうに振り返る。
○…港南台出身。まわりが男の子ばかりだったこともあり、ドッヂボールやキックベースなど、外で活発に遊ぶ子だった。高校では、硬式テニス部のほか、合唱部、JRC、学級委員などを掛け持ちしつつ、弁当屋やコンビニでのアルバイトも。「中学生のとき、先生に『あなたは多くのことに興味があって、なんでもやりたがる性分でしょう』と指摘されて、とてもすんなり納得できたんです。それで高校では、一気に弾けちゃいました」と苦笑い。卒業後、横浜信用金庫に就職。21才で小学1年生からの同級生と結婚し、杉田へ。パートなどの仕事をしながら、3人の子宝に恵まれた。
○…小学6年生の娘、1年生と年中の息子の子育てや家事のほか、小学校のPTA役員として運営方法や制度の見直しなどの改革にも取り組む。まんがの制作ができるのは、寝静まった夜などに限られるが「今は子育てをネタにしたまんがも流行っているので、そのあたりも描いていきたいですね」とにっこり。とにかく明るく、前向きな姿勢が印象的だ。
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